中国から帰ってきた人のブログ。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
新卒は二人ずつに分けられて研修先へ配属されています。
その同期がしょっちゅう口にするんですよね。
「はよ辞めたい」
「仕事全然楽しくない」
「朝家を出る時点で既に憂鬱」
会社の人がいないところでは必ず、それはもう日課の如く。
最初は、
この人なんでこんなにネガティブなんやろ…
一緒に頑張るんやからもっと明るい話題話そうよ…
と、彼と話すのも憂鬱でした。
最近は「辞めたいキャラ」ということにして笑って受け流していたのですが、
私も思うんですよね。
この会社でずっと働いている将来が想像できない、と。
今日それを彼に伝えたところ非常に共感を得ましたね。
それはもう、彼の毒吐きがいつにも増してすごかった。
彼は他にやりたいことがあるそうなのです。
それは今の仕事とは真反対の業種。
やりたいことがあるのに、なぜこの仕事してるんだろうという違和感も相まって、「辞めたい」という気持ちはエスカレートしている模様。
私は彼ほどに明確な気持ちで辞めたいとは思っていません。
ただ、この会社で結婚して子供を産んで働いていけるのか、そういうことが想像できない。
ちなみに、就職前のビジョンと現実の相違もありました。
だから将来的にはこの会社を辞めるんだろうなというぼんやりとした予想というか。
仕事のつらさとか自分の実力の限界とか将来の不安から逃れるために、最近は読書や韓国アイドルへの傾倒がすごい。
帰宅の電車では本の世界へ没頭&現実逃避とか、
気分転換に本屋によっては本を買い(積読)
今まで興味の無かった韓国ドラマやK-POPでイケメンに癒されたりとか。
休日は必ず予定を入れて遊び呆け、趣味や余暇の為にお金を稼いでいる。
私の働く理由はこれ一点。
働くことってこういうことでいいんだろうか。
働くこと自体に楽しみややりがいを感じない。
そんな調子で1か月のうち20日は仕事に出て、人生を無駄に消費しているのではないだろうか。
そんな考えが頭をかすめることがある。
でも仕事が終われば、仕事のことを考えたくないので、逃避。
臭いものには蓋。
読書や韓国アイドルや友人との遊びへ逃避。
今が楽しければいいじゃん。そんな感じ。
今日は同期の「辞めたい」を受け流さずに聞いた。
「私も辞めたいと思ってるよ」と彼に伝えた。
じゃあ辞めてどうするのか?
やりたい仕事があるのか?
実家に帰るのか?それともこのまま都会に?
口に出して「辞めたい」と言うことで、次の疑問に否応なく向かわされる。
逃避するよりも現実的な一歩だと思う。
それに、こういう事を考えるのは早ければ早いほどいい。
まだ勉強したり、新しい事を考える体力&若さがあるうち、まさに「今でしょ」。
話していて癪に触るところもたくさんある癖っぽい同期ですが、
斜め上の目線を持つ彼と一緒に研修に来れてまあ、よかったかもな。
偉そうに書きながら、私も大分しょうもない人間だということが社会に出てやっと分かって来ました。
頭の回転遅いしいつも口ばっかりで実力伴っていない、自己満日記を書いて偉そうにしている自分が嫌になることしょっちゅう。
***
話変わって、最近読んだお勧めweb漫画を紹介。
『むつみ荘101号室』
http://mutsumi101-2.seesaa.net/category/8176679-1.html
大学を4年目で中退、「漫画家になる」と決めて上京した主人公。
ちなみに漫画は描いたことない。
彼が東京で仲間を見つけ、仕事をして、恋をしていく物語。
主人公と同い年なので共感しまくりながら読んだ。
23歳って社会的には落ち着かなきゃいけない年齢なんだけど、何かを始めることができる年齢でもあるんですね。
心に残った場面を一つ。
夢を持って仕事も順調な友人たちを見て焦る主人公。
尊敬する上司、モモタさんに励まされる。
「今、夢を叶えようとしてる奴らは高校生、16歳位から将来見据えて頑張ってんだよ
お前は23歳で夢叶えようと東京に出てきたんだろ?
他の奴らより7年は遅れてると考えてみろ。
お前はまだ16歳のレベルなんだから、そっから頑張ればいいんだよ」
あとは、
5年先どうなってるかを考えながら生活しろという話とか。
「5年先なら俺、28歳か・・・
その時どういう風になっていたいだろ?」
で、結論は「イラストで飯が食えるようになってたいです」。
彼は確かに、その目標に向かって進んでいきます。
周囲の友達と比較しての焦りは私にもあります。
でもただ焦るだけでは無駄なんですよね。
モモタさんの言葉で冷静になれました。
そして5年後、28歳の時、どうなっていたいんだろう?
今それを考えるべきタイミング…なんでしょうね。