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中国から帰ってきた人のブログ。

中国から帰国した後の生活をつづるブログ。読書、映画、音楽、日々のできごと等々記録していきます。
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とかく、気付いたときから自分の持っているブランドにこだわり、他人に「すごい」と言ってもらえるように伝えて回る癖がある。


(比較的)よい大学を出た
東証一部上場の企業に入った
中国語が話せる
海外でこんな珍しい経験をした… 等。


たぶん、私のこの言動で周りから離れていった人は多いと思う。いま、付き合いのある友達も、若干興味なさげに聞いてくれてるなぁと思うこともある。(話してしまってから反省)

あとで反省するんだけれど、またやってしまう。
自分の、承認欲求を満たしたいがために…だと思う。



なぜ、こんな癖があるのか?




元々、小さい頃からその傾向は強い人間だと思っている。
ただ、それが強化されたのは、中学で、スクールカーストの底辺を経験してからだと思う。


元々、本を読むのが好きで小学校2年生から眼鏡をかけていた。
女性的なものが好きでなく、従兄のお下がりのトレーナーに短パン。男の子に間違われることも多かった。母親が体育会系なこともあり、特に女の子らしい格好や髪型にはこだわりない家庭だった。
自分のペースを持っており、あまり周りに合わせるよりは巻き込んでいくのが好きで、小学校ではクラスメイトにも、先生にも好き放題やらせてもらっていたと思う。



さて、中学校。
女子が女子めいてくる思春期の始まり。
男子と話さなくなった。女子はグループで固まるようになった。仲良しグループが集まって、女子だけのおしゃべり、手紙のやり取りが始まった。
結局、井の中の蛙だったんだと思う。別の小学校からきた女子たちに、関わろうとして、そっけない、どころか、半笑いの態度を取られたことに衝撃を受けた。


学生生活は無情な集団活動。
運動会、遠足、授業中…。グループに入らないとうまく乗り越えては行けない。
どうやって、周りと合わせていくのか?浮かないように、周囲の顔色をうかがい、おろおろしていた。おとなしいグループの子達と一緒に行動させてもらうために。話を合わせる。無茶を言わない。8クラスを越えるマンモス校で、学校の先生との距離は遠い。中学校の先生は、小学校の先生たちのように構ってはくれない。


休み時間に話す友達がいないときには、ひとりぼっちになる。ひたすら、本を読むふりをして時間を過ごすことも多かったと思う。ただでさえモサい金縁眼鏡にキノコ頭、からかわれる要素が揃っていた。「キモい」という言葉にびくびくしていた。


極めつけには中学3年生のときの、隣の席の男子O。
出席番号で給食を食べるときには男3名、女3名でグループを組む。テストの度に出席番号順になるのが恐怖だった。率先して、悪口を言われる。6名のなかで、わたしは無言で給食を口に運ぶ。目の前で言われる言葉を聞こえないふりをしながら。


ただ、絶対に学校は休まないと決めていた。
どんなに前の晩にベッドで泣いても。Oのせいで休んだと思われるのは癪だったから。


高校も、Oより良い高校にいこうと頑張った。
実は、大学受験でも…。Oより良い人生を歩んでやると。




一方で、そのときのコンプレックスが未だに残っているのだと思う。本を読むふりをして本に隠れながら、「わたしはこんな人間じゃない」とずっと思っていた。

他者からの評価を強烈に意識しながら過ごした3年間で、心の奥底で、わたしは自分自身に価値を感じられなくなった。
だから、言葉で補強する。○○大学を出た。こんな資格をもっている。こんな友達がいる。

未だに、人を見下す癖もある。
○○大学のくせに。親の七光りの癖に。私より点数悪い癖に。……の癖に。



もっと、人間関係をうまく作れさえすれば、人を見下して、自分の価値を言葉で補強する、こんな考え方をする必要はないんだと思う。
結局、自分に自信がないから。今の自分の言葉にも行動にも自信が持てないから、過去の自分にすがろうとする。周りと自分を比べて、優位にたたせようとする。そんな必要ないし、意味がないのに。




なぜ、こんなことを書いたかというと。
希望の職場の募集(公務員系)が出ていなかったことからです。
ショックを受けている自分を、客観的にみてみて…「あぁ、まだわたし公務員ということで仕事に上下をつけていたんだ。また、周りを見下そうとしていた」と思ったからです。


就職活動は始まったばかりですが…。
そういうところでなく、施設の取り組みとか、活動とか、勉強できるかどうかとか、見ていこうと思い直しました。
そもそも、私は自分の価値を高めるためにこの仕事をするのではなく、関わる利用者さん・患者さんを良くするために働くのだから。

そこを、見誤らないようにしたいです。
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無題
人生は濁流のブログ面白いですね!
ブログ主の文章と面白いイラスト、
何より冷静にいろんな角度からから物事を考えてるなと思いました。
定期的に覗いてみたいブログですね。

(比較的)よい大学を出た
東証一部上場の企業に入った
中国語が話せる
海外でこんな珍しい経験をした… 等。

一行目を除けば私にも当てはまります(^^;
それで離れていく友達ですか。。。
そんなことないと思いますけどね。
よほど憎たらしい話し方でない限りですが笑

上のことは自慢出来ることですから、
誰だって話すは話すと思いますし、
話し方、話の流れでとかで全然嫌みに聞こえないと思います。

私も自信がなく認めてもらいたい欲が強いので、
自分がそう思って話してるなって時は、
客観的になんとなくわかります。

でも海外経験は、食いつきない人はほんとないですよね笑
だから、食いつきないとわかった時点ですぐ話すのをやめますね。

公務員系なんてあるんですか?
職業が公務員ってわけではないですよね?
雇用条件が比較的いいということでしょうか。
悪く言えば見下すになりますが。。
決してあまり自分を追い詰めないでください。。
青やぎ 2018/05/20(Sun)00:30:51 編集
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