中国から帰ってきた人のブログ。
中国から帰国した後の生活をつづるブログ。読書、映画、音楽、日々のできごと等々記録していきます。
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私はツアーの旅行があまり好きではない。
時間も行動も何もかも縛られるし、大体大人数でぞろぞろと移動しなければならないのが面倒だ。
案内される場所も当たり前だが定番所ばかりで、有名な所を案内されてお土産を買って満足している人たちと一緒にいることがだんだん嫌になってくる。
与えられた行動範囲の中で、旅行会社の思い描いた通りの写真を撮って思い出を作って、何が楽しいのか。
そんなの旅行パンフレットでも読んでればいいじゃないか。
ヨーロッパに行った、有名な所に行った、有名な建造物を見た。
そんなことを自慢するのは、「行った」という事実が先行して、全く中身のない行動だ…などと、
とにかく人と同じことをするのが嫌いという中2的発想からツアー旅行が嫌いなのだ。
こないだ友達と話していて、「つまんなそうだ」と思ったのが卒業旅行。
ツアーで海外に行って、向こうで同じツアーに参加した日本の大学生と友達になって。
海外にまで行って世界狭い…と思ってしまう。
西洋絵画を専攻していて、パリで美術館を巡り、好きな絵画にたっぷり浸った友達に関してはそんな風に思わなかった。
トルコで古い石窟内に描かれたキリスト教美術を見て色々分析していたり、お土産で何が流行っていてどう面白いかを語ってくれた友達には、同じ大学生のツアーかもしれないが、面白いなあと思ったものだ。
たかが思い出作りの旅行なんだから、そう難しく考えることないじゃないかとも思う。
他人の旅行に小難しく口を挟む権利なんてないし。
ただ、「行った」事実にのみ依拠して思い出を語られて、旅行会社が作ったコースに沿って、その国のうわべしか見てないんだろうなと冷めた気持になっただけだ。
私は中2なので、人とは違った事をしたい。すなわち行った国を競うよりも一点集中型を目指したい。
別に中国しか旅行に行かない宣言をするつもりはない。
ただ、行くのなら、いろんな国の有名どころだけを見るかけ足旅行ではなく、じっくりのんびりその国で滞在して言葉を覚えたり、文化に慣れたりしてみたいのだ。
卒業旅行は特に行きたいとは思っていない。
卒論の分野がインドから中央アジアにかけてなので、いつかその辺りにも行ってみたいとは思っている。
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