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中国から帰ってきた人のブログ。

中国から帰国した後の生活をつづるブログ。読書、映画、音楽、日々のできごと等々記録していきます。
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父方の祖母が肺炎で入院した。
6月末のことだ。
施設で、熱があることを、職員さんが見つけたらしい。

こういうことは今までにも何度かあって、昨年の夏にも水が飲めないほどに体力が落ちて入院したことはあった。
東京にいた私は、一週間ほどとらせてもらった夏休みに、地元に帰って祖母を見舞った。

その後、体力を回復させた祖母は退院後、施設へ入所した。
父は、家の近くの施設へ、度々メロンやスイカといった果物を持って祖母を見舞いにいっていた。

そんなことがあったから、今回の入院も、わたしは大袈裟にとらえていなかった。

ところが今日、伯母からLINEがきた。
いよいよ容態が思わしくなく、主治医から余命も告げられた、と。
予想外の展開に、動揺した。
今日は台風3号の影響で、瀬戸大橋線が動くかどうか朝から心配していた。あっという間に過ぎ去った台風の後に晴れ間を見せる瀬戸内海を、マリンライナーに乗って渡りながら、四国へ帰れる安堵感など頭からふっとんだ。

それから、あまりにも、なにも手につかなくなってこのブログを書いている。

今週水曜日と日曜日に会う予定だったが分からなくなった、と彼氏に連絡をしながら、その日に何が起きているのかを想像して恐ろしくなる。急に恐ろしくなった。

大人たち、、親たち、親戚たちがあんなに心配して病室へ見舞いにいくのを見ていた。父の声が暗いのも聞いていた。みんな心配性だと思っていた。また、ばあちゃんは退院するから、そしたら施設へいって昔の話をたくさん聞いておこうとか色々考えていた。

肺炎の怖さも舐めていた。
よりによって、言語聴覚士という、その病気に最も近い職業について勉強をしながら。
インターネットで「肺炎」と調べた。
病巣が広がれば息が出来なくなって苦しみ、最後は呼吸器をつけることになる、と書いてあった。誤嚥性肺炎になると肺に入った(誤嚥した)ものを除去するのも難しい、と。祖母の肺炎のきっかけはなにか分からないが。
授業中に何度も聞いた、「日本人の死因第三位は肺炎」という知識が、頭をよぎった。
肺炎で、本当に、死ぬのだ。

今夜、22時に主治医の話を聞きに行く。
ばあちゃんの顔を見にいく。

人間の聴力は最後まで維持される。
ばあちゃんに、手を握って、話しかけてこようと思う。

馬鹿だなぁ。
いつでも会えるなんていつまでも続かないのに。そんなことは、誰にだって言えるのだ。
だから、会っとかないといけないのに。。


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無題
その後、おばあちゃん体調はいかがでしょうか。
お会いすることが出来ましたでしょうか。

父方母方両方で病を患って気持ちが落ち着きませんね。
jukkoさんの両親も同じく。

お家でも皆気が休まらないかと思いますが、
家族協力して乗り越えられるといいですね・。

青やぎ URL 2017/07/11(Tue)23:35:08 編集
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