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中国から帰ってきた人のブログ。

中国から帰国した後の生活をつづるブログ。読書、映画、音楽、日々のできごと等々記録していきます。
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最近、人ってなんで死ぬんやろうって思う。


今年の7月15日、父方の祖母が亡くなった。
6月末に入院して、どんどん食事がとれなくなって痩せ細り、最後は兄弟子供孫一同に取り囲まれての往生だった。
お医者さんから余命を告げられていたから覚悟はしていたけれど、やはり辛くて寂しかった。
今でも度々仏前に訪れて祖母に語りかけるけれど、当然のことながら祖母から帰ってくる言葉はないし、読みかけの文庫本、履いて帰る予定だった祖母の靴、がらんと整理されてしまっていて、この世のどこにもいなくなってしまったんだなぁと思う。


それまでは少し幽霊を信じていて、妄信的に死んでもまだ、祖母との関係は続いていくものと思っていた。ご先祖様は見てくれている、と。
でも、幽霊になった祖母に会えるわけもなく。
最近は、幽霊って言うのは生きていた頃に残した思いなんだろうなぁと思う。
死んだら人はなにも生産できないし、感情を感じて思考する脳が燃えてしまったら、後には本当になんにも残らない。


同じような日常が続くなかで、毎日あまりなにも変わらないようで、実は時間が経ってしまっていることに怖さを感じる。
昨日、従姉妹のお姉ちゃんが誕生日で、35歳になった。「もう、40歳やん。ちっちゃかったのになぁ。」と言ううちの母はもうアラウンドシックスティーで、「当然やな、あんたがもう30歳近いんやから」と私に言う。
お母さん、従姉妹のお姉ちゃん、わたしの関係は変わらないけど、みんなが平等に年を取っていく。


人生は自己満足なんかもしれん。
死んだらなにも無くなることは分かってる。
死ぬときに、他と比較してどうこう言うんでなくて、自分が、これで良かったわ、と思って死ねたらそれでええんやと思う。

やから、そこまで続く長いルート(そうとも限らなくて、明日は無い命なんかもしれんけど)
死ぬ段が来るまで、満足できるような人生が送りたいわ、って、そう思った。




話は飛ぶんだけど、前にもブログでかいた70代の先生。
今日も授業があり、言 語聴覚.士の歴史を辿って話してくれた。国家資格に認定されるまで、先生が関わって築いてきた部分もあり、生きる伝説と呼ぶにふさわしい。
本当に、医学と教育の狭間にあって、勉強せなならん範囲がとても広い。でもとても勉強しがいのある、面白い仕事ですよ。そして医療職のただの補助やない、誇りある仕事です。あなたたちは一生懸命勉強するんですよ。自分のためやし、もちろんそれは患者さんのためですよ。と。


先達が、そういう風に言ってくれる仕事に向けて勉強できて良かったな、と思った。
お店で売り上げのために携帯売るよりも、やはりこっちの道に進んでよかった。



ほならまた、一生懸命勉強しましょかね。
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