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中国から帰ってきた人のブログ。

中国から帰国した後の生活をつづるブログ。読書、映画、音楽、日々のできごと等々記録していきます。
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東京に行く新幹線の中でこれを書いている。

週末に、残してきた家の片付け、荷出し、不動産会社への鍵の返却をしに、東京に向かっている。

今夜、実は取引先の人と会社の上司、後輩と飲みに行くことになっている。
のんびりした岡山の学校生活に慣れきった今、元の会社の人たちと会うのに、結構緊張している。

取引先の人には、伝えるのが遅れたのと、たまたま先方が仕事を休んでいた都合で挨拶ができていなかった。
最後にご飯でも、と誘ってもらったのはとても嬉しい。また会えるとは思っていなかったから。

そしてたぶん、今日聞かれるのが「なんでまた、会社を辞めてまで言語聴覚士の道に?」だろう。
何でだろう。一言での説明がとても難しい。

何となく、面白そうだと思ったから。
何となく、状況がそちらに向いてるなと思ったから。なのである。

元々、就活をするときに指標がふたつあった。
ひとつは、中国語を使った海外に向けての仕事。
ひとつは、地元活性化。

携帯の代理店会社に入ったのは、IT機器を使って地域を活性化させることができるかも、と考えたのと、中国語を使う機会も多そうだったから。結局、中国の拠点は入社後なくなってしまったのだが。

入社して、しばらく携帯ショップの販売員をしていたが、お店の経営には目標が必要だ。あの手この手でお客様へタブレットを、SDカードを提案しなければならない。自分達のお給料のために。
それが面白い人もいる。販売1位になって、それで自分のランクや責任も上がって、お給料が上がって家族を養えるようになる。

でもわたしは、、、もっと、勉強して力をつけて身につけた知識を人のために使うような仕事がしたかった。

中国語でそれができるか?
日本語を話せる中国人たちが多く、翻訳や通訳は低価格化が進む。優れた翻訳者になれるのは一握り、それでも待遇は安定しない。

もうひとつ、地元で生活したかった。
地元で働き始めてからの2年半、仕事以外のプライベートはあまりにもストレスがなかった。友達も、彼氏も、家族も地元にいた。

地元で中国語を使う仕事を探したが、ほとんどなかった。あっても契約社員や派遣。安定はなかった。

そんな折、大学の同級生から言語聴覚士の話を聞いた。言語ってところで中国語をやっていたことが活かせるかも、と思った。(実際はほとんど関係なかったのだが)だから、きっかけは勘違いf(^_^;

ただ、言語聴覚士について調べていたときに、『もしあなたが、絵を描くのが得意なら、患者さんにとってそれは福音です。言葉の理解が難しい、発生が難しい人たちと絵でコミュニケーションが取れるから。』という一文を見て、これは私に向いているかも、と思った。絵を描くのは昔から好きだし、中国でもそれで大いにコミュニケーションはしてきた。

中国語を勉強したのは、文学部で役に立つような知識を身に付けたかったから。ただ、一番やりたかったのは関口智宏の中国鉄道横断紀行の真似事。留学中に、それは存分にやった。中国
を南北東西深夜鉄道に乗って旅をした。しかもそれで、たくさんの友達ができた。
親にお金出しといてもらってわがままなんだけど、それで満足しちゃったのだ。

言語聴覚士の勉強は楽しい。
2年後、社会に出たときの実践に基づいた勉強が出来るから。
で、どんな言語聴覚士になりたいか?成人が見たいのか?小児の発達障害か、認知症か?というと。。
どちらかというと、認知症の高齢者を見たいと考えている。
自分の祖父母や、身近にいるから。
ただ、まだまだ進んでいない小児の分野も気にはなるし、高次脳障害の成人分野もおもしろそうだ。結局、どこにいってもいいんだろう。

はっきりしてるのは、地元で結婚して、就職して、子供を産んで、家を建てたいという夢。そこに今まで会ってきた友達、日本や中国の友達たちを呼んでお迎えしてバーベキューしたい。もてなしたい。地元のよさを伝えたい。
そして子供は色んなところに連れていって、色んな人に会わせて、色んな経験をさせてあげたい。
その為の、安定した生活。
その為の、友達付き合い。
それが、私の今のぼわっとした理想。

そのために、人のために役に立つ、必要とされている仕事につくこと。
言語聴覚士なんていま、超人手不足でしばらく就職先は引く手あまた。
そして、携帯業界みたいにコロコロコロコロ内容が変わらない。患者さんにじっくり向き合ってやる仕事。これ面白いと思うんだ。

なんか、勉強し始める前からあんまり変わってないな。
そりゃぶれてないってことだな。んで、考えてたことが当たらずとも遠からず当たってたってことだな。
良かったよかった、正しい選択だった。

そして、そう思えるようにこれからも頑張るのだ。
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無題
別の道に進みだしたんですね。
携帯ショップ販売や言語聴覚士などいろいろ初めての情報で驚きました。


ぼんやりではありますが、
地元、仕事、大切な人、将来についての考えや思いはしっかり伝わってきました。

言語聴覚士、ドラマでちらっと見たことがあるくらいで検索したくらいです笑
てっきり通訳方面を目指すかと思ってました。
まさかの方面の仕事でただただ驚きです。

世間的にみればコアな業種で、
裏方的ですが、相手からすれば、
なくてはならない人ですからね。
やりがいのある仕事だと感じます。

働くまで2年は学校でしょうか、
長いようてまあっという間だと思います。
勉強もそうですが、その他にもいろいろなものに
時間を費やしてみるのもありですよ。

次働き出せばなかなか時間もなれなくなりますし。

それにさてもお互い中国留学とは全く別の道に進むことになりましたね。
5年前の自分が今の生活を送るとは思いもしなかったはず笑
でもいつかまた中国と結びつくことがあると自分は思ってます。

青やぎ 2017/04/27(Thu)22:45:29 編集
コメントありがとうございます。
aoyagiさん

色んなことの積み重ねの上でこの選択となりましたが、地元のことや将来のことを考えて動き出すことができてほっとしています。
パティシエの道に進んでいったaoyagiさんのブログを読んで、わたしも、なにか専門職に携わりたいな、と考えるきっかけをもらいました。ありがとうございます。
また、通訳的な仕事は、なかなか安定や日本語話者の中国人の多さを見ると厳しい部分もありました。。

お互い、中国にいった時からは考えても見なかった方向に進んでいますね。
ただ、語学とは全く違う分野で働くからこそ、中国語を話せることがプラスの強みになると思います。

そうですね、せっかくの2年のモラトリアム、中国語の勉強もそうですが、自分のやってみたかったことに挑戦してみようと思います。これからもブログで更新していきますので、よろしくおねがいします。
【2017/05/02 08:16】
無題
誤字ばかりで失礼しましたf(^^;
青やぎ 2017/04/28(Fri)14:52:35 編集
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